宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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「あ、あかん!俺の相棒は料理したらあかんて!」
友人である料理人の視線に何を勘違いしたのか、鳥使いは相棒の瑠璃色の小鳥を両手で包み込んでふるふると首を振った。
「アホか。そんなちっこいの、食うとこあらへんわ」
「この前は唐揚げにしたるって言っとったやん」
「それはそいつが俺の髪の毛を抜いたからや!」
「仕方ないやん。ルリちゃんは巣ぅが作りたかっただけや」
「飼い主やろ!お前が作ったれや!」
「だってぇ」
鳥使いは上目遣いで料理人を見る。自分のぽわぽわで薄紅の髪と違い、彼の髪は黒くてまっすぐで艶やかだ。その髪は鳥使いの憧れだった。きゅっと白い紐でひとつに束ねるととても凛々しく見えるのだ。
「仕方ないやん。僕もその髪、欲しいもん」
「・・・なっ、なんやて?お前にまで抜かれたら、ハゲるわ!」
思わず頭を押さえた料理人に、鳥使いは吹き出してしまった。
「あははははっ」
「笑うな!」
「だって、なあ・・・あはははは!」
鳥使いの笑い声に誘われて、何羽もの鳥が降りてくる。
鳥たちに囲まれて笑い転げる鳥使いに、料理人は苦笑して鳥料理だけは作るのをやめようと思ったのだった。
診断メーカー【空想職業案内】( http://shindanmaker.com/267925 )を使用して。
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友人である料理人の視線に何を勘違いしたのか、鳥使いは相棒の瑠璃色の小鳥を両手で包み込んでふるふると首を振った。
「アホか。そんなちっこいの、食うとこあらへんわ」
「この前は唐揚げにしたるって言っとったやん」
「それはそいつが俺の髪の毛を抜いたからや!」
「仕方ないやん。ルリちゃんは巣ぅが作りたかっただけや」
「飼い主やろ!お前が作ったれや!」
「だってぇ」
鳥使いは上目遣いで料理人を見る。自分のぽわぽわで薄紅の髪と違い、彼の髪は黒くてまっすぐで艶やかだ。その髪は鳥使いの憧れだった。きゅっと白い紐でひとつに束ねるととても凛々しく見えるのだ。
「仕方ないやん。僕もその髪、欲しいもん」
「・・・なっ、なんやて?お前にまで抜かれたら、ハゲるわ!」
思わず頭を押さえた料理人に、鳥使いは吹き出してしまった。
「あははははっ」
「笑うな!」
「だって、なあ・・・あはははは!」
鳥使いの笑い声に誘われて、何羽もの鳥が降りてくる。
鳥たちに囲まれて笑い転げる鳥使いに、料理人は苦笑して鳥料理だけは作るのをやめようと思ったのだった。
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【診断結果】
『鳥使い』です。髪は薄紅色。瞳は碧色。能天気な性格で、独楽を使用します。仲がいいのは『放浪料理人』、悪いのは『染め物屋』。追加要素は『和服』です。
『鳥使い』です。髪は薄紅色。瞳は碧色。能天気な性格で、独楽を使用します。仲がいいのは『放浪料理人』、悪いのは『染め物屋』。追加要素は『和服』です。
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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