忍者ブログ

宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

[503]  [502]  [501]  [500]  [499]  [498]  [497]  [496]  [495]  [494]  [493

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

テーマなしの欠片を五つ。


わすれて、思い出して、もう一度わすれて。繰り返す螺旋。流されるままの記憶。今度目が覚めたとき、僕は君を覚えていられるだろうか。それが怖くて僕は決意する。覚えていられるうちに君を永遠にしよう。微笑む君を抱き締める。冷たい刃が人肌に温まり煙る。そして。


かぼちゃの馬車に乗りきれない。どこで聞き付けたのか、中は継母と姉たちでもういっぱい。馬車の前でため息をつくシンデレラに、ネズミの馬が目配せをした。「そうね」微笑んで、馬車からはずした馬にまたがる。ドレスを翻してシンデレラは城を目指した。

たった一人でステップ踏んで月光浴びる十三夜


うさぎを作る。花うさぎ。雨うさぎ。ロボうさぎ。雲うさぎは空に飛んでいく。雪うさぎは冷蔵庫に飛び込んだ。月うさぎは満月に帰り、風うさぎはどこかへ旅立った。僕の手元に残ったのは、動かないぬいぐるみうさぎだけ。喋らぬ君を抱き締める。


月の綺麗な夜は、刀を抜かないことにしている。罪を照らし出されると怯えるわけではなく、ただ散る深紅が白い月には似合わぬと思うからにすぎない。しかし、己が斬られるのならば月夜がいいと思う。最期に見るものは、あれほどに美しいものがいい。その為にも、月夜は血で汚さぬ。


この前の鳥使いの話。
おかずがカラアゲだとコメントをいただきましたが、あのあと、私もカラアゲを食べてます。むしろ、鳥が無かったら生きられません(^^;;;)

参加しています。もしよろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

拍手[1回]

PR

トリックオアトリート! HOME 鳥使い【空想職業】

HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
カウンター
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

忍者ブログ [PR]
template by repe