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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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【325】

十手を握って四つ辻まで来た十兵衛親分は、たたらを踏んで立ち止まった。
急に霧が立ち込め、妖しげな鈴の音が聞こえてきたかと思うと、目の前にふいと青白い炎が現れたのだ。
「虚仮威しもたいがいにしやがれ!」
怯まず、怒って怒鳴るあたりはさすがに怪異慣れしている。

お題:「四つ辻」、「十手」、「怒る」で創作しましょう。
http://shindanmaker.com/138578
十手といえば、以前書いた十兵衛親分かな。
こうやって、ちょこっとずつ設定を増やすように肉付けしていくのも楽しいです。
思いつきのキャラが成長していく感じです。


【326】

「赤ちゃんのほっぺみたい」
頬をぷにぷにしながら言うと、君はぷっとふくれた。
「柔らかくて気持ちいいって誉めてんだよ?」
「それを言うなら猫の肉球でしょ。ほら、出せ!」
仕方なく猫に戻った僕の肉球を触ってご満悦な君。
たわいもない、綿あめみたいにふわふわと甘い二人の時間。

お題:「わたあめ」「赤ちゃんのほっぺ」「猫の肉球」で創作しましょう。

なんだか書くものが上手くまとまらないし、疲れているからか暗めになるので、「ぽわぽわした話が書きたいー」と愚痴ったら、ツイッターのフォロワーさんがぽわぽわなお題をくださいました(^^)。
甘々は、自分では出来ない分、書くのは好きなようですwww


【327】

きゅっと抱き締める。
僕をふりあおぐ君がくすぐったそうに笑う。
君が笑うと僕も嬉しいから、僕も笑う。
時間が止まればいいと願うほど、幸せ。

お題:君が笑うと俺も嬉しいから

【328】

「願い事、ひとつあるの」
君が珍しく僕におねだり。
なにかなと思ったら、眠るまで手を握っていて欲しいだなんて。
やだなあ、君を笑ったわけじゃないよ。
なんだかそういうこと言ってもらえるのが嬉しくて、胸が暖かいんだ。
「おやすみ。いい夢を見てね」
怖い夢からは僕が守るよ。

お題:願い事、ひとつ

【329】

星に願いをかけたって、月に祈りを捧げたって、僕は人間にはなれないし、君は人間にしかなれない。
叶わない願いは叶わない。
だから、僕が空を見上げるのは別に願いをかけてるわけじゃないんだ。
ただ僕らを見守っていてくれたら嬉しいと、そう思ってるだけなんだ。

お題:「星に願いを、月に祈りを」


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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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