宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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ちょっと私事で忙しくて、ついのべる余力がありませんでした。
「毎日」を維持するので精一杯でした。
【316】
朝顔がうねうねと伸びて壁を覆うのその旅籠は、化け物が出ると噂されている。
しゃらしゃらと涼やかな音をたてるかんざしをさした女将は、その噂を聞く度に面白そうに目を煌めかせる。
「そりゃ出ますわねえ」
妖艶に笑うと、りいんと鈴の音が聞こえた。
女将は鈴彦姫。鈴のあやかし。
お題:
「旅籠」、「かんざし」、「朝顔」で創作しましょう。
http://shindanmaker.com/138578
鈴彦姫は鈴のつくもがみ(物が時間を経て魂を持ったあやかし)です。
なんとなく、人に近い印象でお上なんぞになってもらいましたが、硯のあやかしとかでも良かったですかね。
でも、硯は男っぽい印象なんですよね。
【317】
お酒を飲ませたら、君が豹変した。
頬を染めて、上目使いで僕を見て、くたりと体を猫のように預けて来て、ほんわり笑う。
うわあ、どうしよう。
可愛くてどきどきするじゃない。
えーっと、こういうの何て言うんだっけ?
そうだ。
【可愛いにも程がある】!
お題:「可愛いにも程がある」
【318】
溺れれば止められない。
どこまでも深みにはまり、抜け出せずもがいてもどうしようもない。
それはまるで蜘蛛の巣に絡めとられた蝶のよう。
人との関わりをそう評した者が居た。
大丈夫。
その覚悟はできている。
僕はそれでも君を欲する。
お題:「覚悟は出来ている」
【319】
それを口にするのは、たやすいことじゃない。
認めたくなくてずっと避けていたけど、弱る君を見れば、もう向き合わざるをえない。
「君のそばに居ること自体が、罪、かもしれないね」
僕があやかしだから、ね。
でも君は僕の言葉を笑い飛ばす。
「馬鹿ね。人間には老衰ってのがあるのよ」
お題:「罪、かもしれない」
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【316】
朝顔がうねうねと伸びて壁を覆うのその旅籠は、化け物が出ると噂されている。
しゃらしゃらと涼やかな音をたてるかんざしをさした女将は、その噂を聞く度に面白そうに目を煌めかせる。
「そりゃ出ますわねえ」
妖艶に笑うと、りいんと鈴の音が聞こえた。
女将は鈴彦姫。鈴のあやかし。
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鈴彦姫は鈴のつくもがみ(物が時間を経て魂を持ったあやかし)です。
なんとなく、人に近い印象でお上なんぞになってもらいましたが、硯のあやかしとかでも良かったですかね。
でも、硯は男っぽい印象なんですよね。
【317】
お酒を飲ませたら、君が豹変した。
頬を染めて、上目使いで僕を見て、くたりと体を猫のように預けて来て、ほんわり笑う。
うわあ、どうしよう。
可愛くてどきどきするじゃない。
えーっと、こういうの何て言うんだっけ?
そうだ。
【可愛いにも程がある】!
お題:「可愛いにも程がある」
【318】
溺れれば止められない。
どこまでも深みにはまり、抜け出せずもがいてもどうしようもない。
それはまるで蜘蛛の巣に絡めとられた蝶のよう。
人との関わりをそう評した者が居た。
大丈夫。
その覚悟はできている。
僕はそれでも君を欲する。
お題:「覚悟は出来ている」
【319】
それを口にするのは、たやすいことじゃない。
認めたくなくてずっと避けていたけど、弱る君を見れば、もう向き合わざるをえない。
「君のそばに居ること自体が、罪、かもしれないね」
僕があやかしだから、ね。
でも君は僕の言葉を笑い飛ばす。
「馬鹿ね。人間には老衰ってのがあるのよ」
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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