宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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【840】 ひばりとそら
「ぴよ」
「うんうん」
「ぴよぴよ」
「ほう」
「ぴぃ」
「なるほど」
深くうなずいて、ひばりはにっこり笑った。
「ありがと」
「ぴ!」
飛び去る小鳥を見送ると、勢いよく振り返る。
「そら、行こう」
だが、そらは寝転がったままひばりをにらんだ。
「鳥と話せるなんて嘘くせえ」
書き出しをお借りして。「なるほど」までお借りした書き出しです。可愛くて、使ってみたくなりました。
「ひばり」はそのまま雲雀のあやかし、「そら」は人間で、雲雀は空が好きなので、旅を助けるために押しかけ相棒になった、というようなイメージです。
【841】 一緒に
「君の部屋を花でいっぱいにしてあげる」って言ったら、「すぐ枯れちゃうからダメ」って言う。
「植木鉢で並べようか」って言ったら、「太陽が当たらないから可哀想」って首を振る。
だから僕は悩んだ末に右手を差し出した。
「この部屋を出て一緒に見に行こう」
君が嬉しげに頷いた。
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「ぴよ」
「うんうん」
「ぴよぴよ」
「ほう」
「ぴぃ」
「なるほど」
深くうなずいて、ひばりはにっこり笑った。
「ありがと」
「ぴ!」
飛び去る小鳥を見送ると、勢いよく振り返る。
「そら、行こう」
だが、そらは寝転がったままひばりをにらんだ。
「鳥と話せるなんて嘘くせえ」
書き出しをお借りして。「なるほど」までお借りした書き出しです。可愛くて、使ってみたくなりました。
「ひばり」はそのまま雲雀のあやかし、「そら」は人間で、雲雀は空が好きなので、旅を助けるために押しかけ相棒になった、というようなイメージです。
【841】 一緒に
「君の部屋を花でいっぱいにしてあげる」って言ったら、「すぐ枯れちゃうからダメ」って言う。
「植木鉢で並べようか」って言ったら、「太陽が当たらないから可哀想」って首を振る。
だから僕は悩んだ末に右手を差し出した。
「この部屋を出て一緒に見に行こう」
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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