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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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【お題:さまよって】

君求め 幾夜も一人 彷徨って 蛍火揺れる 死者の魂


【お題:ひとのなみ】

あやかし潜む 闇探せども 夜も溢れる 人の波
人の涙は 理解はできぬ 所詮この身は 化け狐


【お題なし】

光が今は 見えないのなら 目を閉じ一つ 深呼吸
目を閉じたまま 一回休み 明日の手番で Restart
手を引くほどの 強さはないが 見える近さで 待っている


都々逸はやっぱり、「三千世界の鴉を殺し」が好きです(^^)


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【926】

なにも産み出さない僕の言葉も、誰かの心に引っ掛かったら無駄じゃないよね。だから、川に花びらを流すように、無造作に僕は言葉を流すんだ。いくつもいくつも。いつかこの言葉が君に引っ掛かったら、そっと掬い上げてくれるかい?


【927】

最初は知らない人間同士だから、よそよそしいのは当たり前。でも偶然は大事にしたい。知り合って、ぶつかって、縁が切れた人も多いけど、切りたくなかったり、どうしてもあきらめられずに手を伸ばしたり。迷走するけどそれでもよかったら、君の声も聞きたいよ。


【928】

いろいろあるさ。尻尾あげて、耳を立てて、風を感じて歩けばいいさ。


【929】

誰もがきっと構われたがってる。でも深く食い込めばなくなったときにえぐれた場所が痛いから、ちょっとずつ構って、ちょっとずつ距離をとって。背中合わせで手を伸ばす。ちょんと触れた指先に安心する。きっと僕らはそんな関係。


【930】

一人でうずくまっているのに飽きたら、こっちにおいで。


【931】

眩しいのは、もう手に入らないから?闇が深いのは、なにも期待してないから?でも、欲しいと思うから、光がある。期待が消せないから、闇がある。顔をあげて、その向こうをすがめて見れば、きっと光も闇も抱えた生身の笑顔がそこにある。


【932】

「人があやかしになるのは、ひどく激しい身を焼く思いにさいなまれてが多い。そしてもとには戻れねえ。人は捨てちまったらそれっきりさ。その時になって戻りたいっつっても遅いんだ。もう少し、人をやってみちゃどうだい?せっかく人に生まれついたんだしな」


【933】

僕だって強い訳じゃない。だけどさ、言葉にしていろんな感情に形を与えて少しずつ流していったら、流した分だけ少し余裕ができるんだ。そしたら少しだけ見えてくるものがある。自分以外の苦しみとか、さしのべる手の優しさとか、見守ってくれる眼差しとか。僕ももらった分だけ誰かに返せたらいいな。


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【914】

僕の言葉はどこまで飛んでいくだろう。君のところまで届くかな。君はそれを拾ってくれる?それとも気付かずに、蹴っ飛ばしてしまうだろうか。

【915】

僕は影。鏡の中の君。飲み込んで言えない言葉と、隠してしまった気持ちと、見ないふりでそらした視線でできている。なにもできないまま、君をここから見つめてる。鏡を割って外に出たいけど、割ってしまえば僕は粉々。結局、僕はなにもできない影のまま。

【916】

届かなかった言葉が、そこここに転がっている。花びらのように、密やかに死んでいる。

【917】

人に揺らされるな。自分の軸を持て。追い詰めているのは己の弱さだと心しろ。人に合わせられなくても、それが人として失格だということにはならない。違う形がふと触れ合い合わさる瞬間が面白いんだ。だから、君は君でいい。僕は僕でいい。

【918】

僕は僕。でも僕は影。どこにもいない存在だから、好きに呟いて好きに手を伸ばせばいいのに、鏡の前の僕が邪魔をする。僕を切り離したくせに、僕を制御するのはやめてよ。僕をもう、放っておいて。せめて鏡の中くらい、好きに生きさせて。

【919】

結局、部屋の隅で震えて願うのは、「ボクヲキラワナイデ」

【920】

もがいてる。なにと対峙してるのかもよく見えないまま。でも、君の声が、その一言が、刀の一閃のようにそのなにかを薙いで、僕の目に光を垣間見せる。


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こういうコピーを考えよう的企画参戦。
ただの言葉とは違って、短い中でその気にさせるのはなかなかに難しいです。
これはナンバリング無しでいこうか。

■お題:美術館に行きたくなるコピー

運命の人に出会えるかもしれない
君は僕に何を伝えたかったの?
静かでおしゃべりな君に会いに行く
色の洪水、目の眩む世界、作り手の息吹き、感じて。

■お題:口紅をつけたくなるコピー

君の恋の色 僕にぬぐわせて?
鮮やかに、艶やかに、心を隠す
それは艶やかな戦装束

■お題:手紙を書きたくなるコピー

君の気持ちが知りたいんだ
気持ちを込めた文字には言霊が宿るんだ。


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【905】

君が君の道を行くように、僕も僕の道を行けるだろうか。子供のように手を引いてくれる人を求めずに、つまずきながらも歩けるだろうか。伏せていた目を上げ、耳を塞いでいた手を外して、交差する道にいる君とハイタッチして笑いたいんだ。

【906】

僕はどこにもいないし、誰でもない。そばにいるようで、手を触れられない。ここにいるけれど、さまよっている。

【907】

君が大嫌いだよ。忘れられないほどに。探して視線をさまよわせるほどに。似たような声に立ち止まるほどに。だから、君が大嫌いと自分に言い聞かせないと喪失感で気が狂いそうになる程度には、今もまだ僕は君が好きなようだ。

【908】

自分を揺るがせない強さは、どうすれば手に入るんだい?

【909】

甘いことを言ってるから甘い人間というわけではない。いつも元気だから悩みがないわけでもない。仮面を見て本当の表情を見てる気にならないよう、僕は自戒する。

【910】

君が僕だけのものになるわけがない。でも僕は君のものなんだよ。君がいるからここにいる。君がいなければ存在すらしなかったんだから。だったら、君が僕を忘れてしまったら、僕は消えてしまうんだろうか。


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宵月楼 店主
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オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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