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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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【1082】

日本語は難しい。でも、言い回しの綺麗さが好きだ。ちょっとした違いを言葉にしようとする細やかさが好きだ。溢れる色彩と、香りと、手触りが好きだ。他の言語と比べるのではなく、ただ純粋に日本語が好きだと思う。

【1083】

今ここにある繋がりは脆いけど、今はまだここにあるのだから僕はそれを大事にしよう。明日もし切れてしまったとしても言い損ねた言葉を後悔しないように、君に忘れず伝えよう。言い損ねるのは「さよなら」だけでじゅうぶんじゃないかと、やっぱり僕は思うんだ。

【1084】

だから君は君の好きにしていいんだ。君の道は君が決める、なんてわかりきったことを言わなくても、君はそうして生きている。僕の道を僕が一人で決めるように、君は君の道を行く。誰にもそれを否定することなどできはしない。だから、いいんだ。

【1085】

今日はなんだか文章が出てこない。こんな日もあるさ。ちょっと疲れてるだけさ。呟いて、なんとなくあせる気持ちを押さえつける。

【1086】

書かない自分に価値がないわけじゃない。書いた文章が気に入ってもらえたら嬉しいけど、好かれるために、認められるために書いているんじゃないから。自分の中の想像を表に出してあげたい。それが始まり。そしてこれからも。


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【1072】

暗い言葉は胸の中のモヤモヤを固めて取り出す行為。前向きになるための呟きは視界にかかっている霧を晴らして道を確認する行為。どちらも自己満足でエゴなのに、気にしてくれる人が居るってすごいことなんじゃないかと思う。

【1073】

世界は意外と広くて、袋小路に入っていると思ったら目の前の壁はただのついたてだったりして、だから少し肩の力を抜いても誰も文句言わないよ、と嫌みなく押し付けでなく伝える伝達力があったらいいのにね。

【1074】

優しいのは弱いんじゃない。人を受け入れ、心配する。自分にできることを考えて、そっと寄り添う。そういう強さも確かにあるんだって、君は教えてくれている。

【1075】

根拠のない孤独、そこはかとない不安、嫌われることへの恐怖。感じることすらなにかに負けてるような気がしてしまうけど、克服するのも圧し殺すのも無理。だったら猫のようにするりとすり抜けていきたいな、なんて思ったりする。

【1076】

気が合わなければ無理して一緒にいることない。でもまずは、言葉を交わしてみないとわからないよね。僕とおしゃべりしてくれますか?


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【1063】

僕の言葉に欠片でも価値があるとしたら、それはきっと君が見てくれるから。僕から生まれた言葉たちを、空に放って、風に乗せる。いつか君のところに届きますように。

【1064】

今できることを、できるだけやること。どうしようもないことでくよくよしないこと。風のように、月のように、一歩ひいて見ること。優しさを、素直に受けとること。自分の限界を知ること。感情で人を虐げないこと。向こう側に笑顔を想像すること。まだ、できることはたくさんある。

【1065】

君を失った夏が来る。もう僕は欠片も残っていないだろう。それでいい。それがいい。君が笑っていられるなら。

【1066】

嫌な夢は目が覚めたら終わり。現実までは出てこれないから、ザマアミロって笑って忘れちゃえ。朝の空気を吸って夢の残りを吐き出したら、もう大丈夫。嫌な夢は朝が弱点だから、全部消えてしまうよ。

【1067】

まさにめった刺し。ズタズタになったぼろ切れのような心を抱きかかえて、でも嵐に文句を言ってもなんの意味もないように、行き過ぎるのを待つしかないんだ。嵐はそういうものだから。壊れた家も、溢れる川も、自分のせいだと思わない。そんなものを振り返りなんかしない。


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【花火大会に行きたくなるコピー】

やっぱりダメだよ。ここからじゃ、音と振動だけだもの。

見上げる君の瞳の中の花火に釘付けになった

【"ワタシ"の台詞】

「名前で読んでよ。君の特別だって、思わせて?」

「翼が生えて、お前の空まで飛んでいけたらいいのにな」

「飛べない空に手を伸ばすけど、君の空には遠すぎる」

【その他】

君を見ると涙が溢れてしまうから、僕はできるだけ君を見ないようにしよう。動いている君の生きている声が、もう触れられないことを僕に突きつけるから、僕は君から目をそらす。もう、君を思い出させないで。僕の中から消えて。

おごらないように、でしゃばらないように、自分の価値を過信しないように、耳をふさがないように、自虐に陥らないように、自分と同じだけの好意を求めないように、月のようにひそやかに

お前はお前にできることをしろ。ためらうな。そのためらいがお前を殺す。踏み出せ。もししくじっても、その一歩は消えない。すべてに勝利する必要などない。そうできるものはすでに人ではないのだから。人として、歩け。


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【1035】

自分がよくも悪くも人様に影響を及ぼすことができるような人間ではない、と思えば、この世の半分は凪いで見える。

【1036】

鏡に囲まれ見つめ返すは
「僕」で「私」で「俺」で「我」。
どれが君なの、と聞かないで。
どれもみんな自分だから。

【1037】

たとえば「僕」を「僕」だと主張する「僕」は「僕」じゃないという矛盾。僕は誰?僕は何?

【1038】

雲間に見える薄い青空になりたい。雲で見えなくてもここにいるよ。君から見えなくても君を見てるよ。見上げてくれたらほっとしてくれるようになりたいよ。
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HN:
宵月楼 店主
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非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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