宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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【260】
流れ星の多い夜には星狩りをする。
落ちてくる星を集めて瓶に詰めるんだ。
星は冷えると、きらきらと光る金平糖みたいになる。
一粒口に含んで願い事を言うと、叶えてくれるんだって。
本当は、叶えるために大事な【願う気持ち】を応援する力しかないんだけどね。
ついのべデー。8月のテーマはペルセウス座流星群にちなんで「流れ星」でした。
「たくあん」よりははるかに書きやすいよwww
【261】
会議室で寝こけていると、こつんこつんと靴音が近づいて来た。
間違えようもないあなたの音に、少し緊張したまま寝たふりをする。
「夜食買ってきたのに」
呟いてコンビニの袋を置くと、頭にそっと指が触れた。
ときめく心臓をもて余して、起きるタイミングを失ったじゃない。
お題:
「夜の会議室」で登場人物が「ときめく」、「靴」という単語を使ったお話を考えて下さい。 http://shindanmaker.com/28927
男女がどっちがどっちでもいける様に書いてみました。
でも、寝てるほうが女性っぽいかな。
【262】
腹がたつほどの晴天。
妖狐の琥珀が長い髪をとにかく何とかしたくて悩んでいると、猫又の翡翠がにやにやと笑いながらその髪を三つ編みにした。
首筋は涼しくなったものの、何だか格好が悪い。
「文句言うと、蝶や花のかんざし挿して結い上げるよ」
「すまん、それだけはやめてくれ」
お題:
「晴天」、「琥珀」、「蝶」で創作しましょう。 http://shindanmaker.com/138578
うちの琥珀は髪が長いので、猛暑の日にはさぞかし暑いだろうとw
しかし、翡翠は結構器用です。
きっと、女性の髪型も結えるからのこの発言なんでしょうね。
【263】
「で?」
激しい怒りを感じて、皆首をすくめた。
クラス一小柄で可愛いとはいえ、気の強さとケンカっぱやさもまたクラス一なのだ。
「つまり」
低い声が響く。
「文化祭でこの俺にスカートはいて内股で歩けと、そう言ってんだな?」
「あ、あのな・・・」
「できるかああああっ!」
【264】
「Webで募集中の企画にこの写真を送ったんだな?」
「ああ」
「認めるのか。何でそんなバカなことしたんだよ」
「・・・商品が豪華だったんだよ!」
「だからって人の女装写真使うんじゃねえ!」
ディスプレイには俺が女装して内股でしなを作っている写真がでかでかと載っていた。
今日のお題は『募集中』『Web』『内股』です。 http://shindanmaker.com/14509
上の二編はこのお題だったんですが、最初のは「内股」以外すっかり入れ忘れていました(^^;)。
でも、お題に縛られるより自由に書いた方がいいというようなご意見をいただいて、「そうだよなあ」と少し考えてしまいました。
確かにお題に固執すると、文章に無理が出るんですよ。
今、いいと思うものを世に出すか、お題に縛られても自然な文章を書けるよう精進するか、なかなか悩む部分です。
本来ならば、いいものだけ出すべきなんでしょうけど、これがなかなかそう言い出すとなにも出せなくなってしまうし、悩ましいです(^^;
【265】
帰したくない、なんてただの駄々だってわかってる。
でも夕方の公園で、あたしはあいつの腕をつかむ。
帰っちゃ嫌。
帰っちゃ嫌。
涙が出るくらい寂しいの。
赤ちゃんみたいにわあわあ泣いて、それでも腕を離さないあたしに、あいつは優しく笑った。
「またあした。ほいくえんであそぼ」
お題:
お題は『「泣き顔で、腕を握る」キーワードは「夕方」』です。 http://shindanmaker.com/38363
恋する女に年齢は関係ないんです(^^;)。
ということで、最後に実は園児でしたのオチを付けてみました。
これはこれで、想像すると可愛くないですか?w
【266】
流れる星が天を覆う夜、僕は屋根の上でそれを眺めていた。
人間には無機質に見えるこの一つ一つが、僕らあやかしの目には妖しき鬼火や狐火に見える。
闇より出でて躍りながら流れて行く百鬼夜行の松明提灯。
行く先照らして儚く揺れる、夢幻の灯火に見える。
あやかしたちの設定を少し見直そうかと思っています。
おもに瑠璃丸と翡翠の設定ですが、毛色から変えたいので文章を少し手直しするかも。
これで、オリジナリティが出ればいいんですが、瑠璃丸の毛を白にしようとしている時点で、アマ公とかぶっててダメダメかも(^^;)。
いや、ほら、あれはしゃべらないし、人間体になりませんからね。
見逃してくださいww
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流れ星の多い夜には星狩りをする。
落ちてくる星を集めて瓶に詰めるんだ。
星は冷えると、きらきらと光る金平糖みたいになる。
一粒口に含んで願い事を言うと、叶えてくれるんだって。
本当は、叶えるために大事な【願う気持ち】を応援する力しかないんだけどね。
ついのべデー。8月のテーマはペルセウス座流星群にちなんで「流れ星」でした。
「たくあん」よりははるかに書きやすいよwww
【261】
会議室で寝こけていると、こつんこつんと靴音が近づいて来た。
間違えようもないあなたの音に、少し緊張したまま寝たふりをする。
「夜食買ってきたのに」
呟いてコンビニの袋を置くと、頭にそっと指が触れた。
ときめく心臓をもて余して、起きるタイミングを失ったじゃない。
お題:
「夜の会議室」で登場人物が「ときめく」、「靴」という単語を使ったお話を考えて下さい。 http://shindanmaker.com/28927
男女がどっちがどっちでもいける様に書いてみました。
でも、寝てるほうが女性っぽいかな。
【262】
腹がたつほどの晴天。
妖狐の琥珀が長い髪をとにかく何とかしたくて悩んでいると、猫又の翡翠がにやにやと笑いながらその髪を三つ編みにした。
首筋は涼しくなったものの、何だか格好が悪い。
「文句言うと、蝶や花のかんざし挿して結い上げるよ」
「すまん、それだけはやめてくれ」
お題:
「晴天」、「琥珀」、「蝶」で創作しましょう。 http://shindanmaker.com/138578
うちの琥珀は髪が長いので、猛暑の日にはさぞかし暑いだろうとw
しかし、翡翠は結構器用です。
きっと、女性の髪型も結えるからのこの発言なんでしょうね。
【263】
「で?」
激しい怒りを感じて、皆首をすくめた。
クラス一小柄で可愛いとはいえ、気の強さとケンカっぱやさもまたクラス一なのだ。
「つまり」
低い声が響く。
「文化祭でこの俺にスカートはいて内股で歩けと、そう言ってんだな?」
「あ、あのな・・・」
「できるかああああっ!」
【264】
「Webで募集中の企画にこの写真を送ったんだな?」
「ああ」
「認めるのか。何でそんなバカなことしたんだよ」
「・・・商品が豪華だったんだよ!」
「だからって人の女装写真使うんじゃねえ!」
ディスプレイには俺が女装して内股でしなを作っている写真がでかでかと載っていた。
今日のお題は『募集中』『Web』『内股』です。 http://shindanmaker.com/14509
上の二編はこのお題だったんですが、最初のは「内股」以外すっかり入れ忘れていました(^^;)。
でも、お題に縛られるより自由に書いた方がいいというようなご意見をいただいて、「そうだよなあ」と少し考えてしまいました。
確かにお題に固執すると、文章に無理が出るんですよ。
今、いいと思うものを世に出すか、お題に縛られても自然な文章を書けるよう精進するか、なかなか悩む部分です。
本来ならば、いいものだけ出すべきなんでしょうけど、これがなかなかそう言い出すとなにも出せなくなってしまうし、悩ましいです(^^;
【265】
帰したくない、なんてただの駄々だってわかってる。
でも夕方の公園で、あたしはあいつの腕をつかむ。
帰っちゃ嫌。
帰っちゃ嫌。
涙が出るくらい寂しいの。
赤ちゃんみたいにわあわあ泣いて、それでも腕を離さないあたしに、あいつは優しく笑った。
「またあした。ほいくえんであそぼ」
お題:
お題は『「泣き顔で、腕を握る」キーワードは「夕方」』です。 http://shindanmaker.com/38363
恋する女に年齢は関係ないんです(^^;)。
ということで、最後に実は園児でしたのオチを付けてみました。
これはこれで、想像すると可愛くないですか?w
【266】
流れる星が天を覆う夜、僕は屋根の上でそれを眺めていた。
人間には無機質に見えるこの一つ一つが、僕らあやかしの目には妖しき鬼火や狐火に見える。
闇より出でて躍りながら流れて行く百鬼夜行の松明提灯。
行く先照らして儚く揺れる、夢幻の灯火に見える。
あやかしたちの設定を少し見直そうかと思っています。
おもに瑠璃丸と翡翠の設定ですが、毛色から変えたいので文章を少し手直しするかも。
これで、オリジナリティが出ればいいんですが、瑠璃丸の毛を白にしようとしている時点で、アマ公とかぶっててダメダメかも(^^;)。
いや、ほら、あれはしゃべらないし、人間体になりませんからね。
見逃してくださいww
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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