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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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【255】

ぼんやりと部屋の天井を見上げる。
昼間の部屋は何だか静かすぎて嫌いだ。
横になったまま、手を伸ばす。
空に遊ぶ指に絡み付く糸のような君の名残をつかんでみるけど、それは当然、幻で。
声が聞きたいよ。
呟いて、目を閉じた。
まぶたの裏には、君の笑顔。

お題:
「昼の部屋」で登場人物が「見上げる」、「糸」という単語を使ったお話を考えて下さい。
http://shindanmaker.com/28927

【256】

こんな田舎にかの有名な刀匠が居るとは誰も思わないだろう。
みすぼらしい小屋に住む彼は俺に抜き身の刀を差し出した。
「鞘は」
「他で拵えろ。私は刀をうつだけだ」
白木の柄を握り一振りすれば、ひらひらと宙を舞う蝶すらも両断できそうな太刀筋を描く。
「村正、感謝する」
「ああ」

「小屋」、「鞘」、「蝶」で創作しましょう。 http://shindanmaker.com/138578
妖刀で有名な村正をうちのあやかしたちと絡めてやろうと考え中です。
江戸時代初期までしか素性が確認されてないようなんですが、そこは【創作】という便利な言葉を借りて(^^;)、隠し名のように続いているとか捏造しようかと。
さすがにうちのあやかしたちも江戸時代中期くらいの生まれにしたいので。
妖刀の刀鍛冶とあやかしの友情もいいかなと思ってます。
たぶん、絡むのは瑠璃丸だな、と思って書きました。


【257】

屋台でラーメンを一杯。
それはちょっとしたペナルティで、俺は甘んじてそれを奢る。
それだけで明日からも友情を続けてやろうと言う奴の温情に感謝しつつ。
ゆとりすら感じるのは奴がもうとうに気持ちを整理していたからで、これは俺のためなのだ。
明日、俺は奴の元カノと結婚する。

お題:
『ペナルティ』『ゆとり』『屋台』です。
http://shindanmaker.com/14509

【258】

表現したい想像。創造したい衝動。身の内から湧くそれに身を預けて感じる高揚。

【259】

入道雲が空を覆って、気づけば雷が光り始めてる。
ねえ、雷が鳴っている間、僕と締め切った部屋に逃げてくれない?
暗闇の中で目を閉じて、耳を伏せて、君と手を繋いでたら怖くないと思うんだ。
君になら、情けない僕も見せていい気がするんだよ。


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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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