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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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台風、すごい勢いでしたね。
被害に遭われた皆さんにお見舞い申し上げます。
最近は地震も豪雨もちょっとタガが外れてる感じで、怖いです。


【387】

「これは何?」
黄昏色の果実を両手で包み込んで、幼子は不思議そうに問うた。
「枇杷だ。うまい」
「食べるの?」
するりと皮を剥いて差し出すと、彼女はおずおずとかぶりついた。
「おいしい!」
にっこり笑い、茶色の瞳をきらきらさせて、彼女は枇杷をきれいに食べてしまった。

お題:「黄昏」、「茶」、「枇杷」で創作しましょう。
http://shindanmaker.com/138578

【388】

今日も天気は雨模様。
永遠の雨に降り込められるこの館では、あなたが太陽を見ることはない。
だから、どうか俺を呼んで欲しい。
今はまだ力が足りず、あなたを助けることはできないけれど、いつかきっとここから連れ出すから。
必ず本物の太陽を、青い空を見せるから。

お題:題材[永遠の,雨模様,助ける,欲しい]恋愛ものっぽくやってみよう!
http://shindanmaker.com/9025


【389】

きっと依存してる。
それは認める。
君と離れてる時間はあまりにもゆっくり流れるし、声を聞きたくてずっと電話していたいし、でもきっと声を聞いたら会いたくてたまらなくなるし。
どうしようもなくて、結局、今夜も長い夜を耐えて朝を待つ。
それが恋。
重度の君依存症。

お題:きっと依存してる

【390】

一目見たときから僕の世界は君だけだった。
薄暗い白黒の世界に、鮮やかな色がついた。
ひんやりとした空気が、ほわりと暖かいものになった。
永遠にも思える生がつらくなくなった。
僕が僕であるために、君が必要なんだ。
だから、また僕と恋をしてくれる?
君を好きでいさせてくれる?

お題:一目見たときから俺の世界は君だけだった

【391】

どうしよう。
我慢なんて出来そうにない。
今すぐ抱き寄せたい。
でも、伸ばした手が肩に触れる直前、君が振り返って無邪気な笑顔を見せるから、手は行き場を失ってしまう。
ここで手を止めずに、君の髪や頬に触れるだけの勇気があればいいのに。

お題:我慢なんてできそうにない


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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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