宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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【736】 終わり
「逃げて、逃げて、逃げて!」俺が机に拳を打ちつけても、お前は表情ひとつ変えはしない。虚ろな目がぼんやりと俺を見つめるばかりだ。「お前は結局、何も得られずに嘆くんだろ?逃げた先に何がある?」「じゃあ終わらせて。全部」光るナイフが差し出された。お前は微笑んでいた。
【737】 始まり
凍りついた時間の中で、まとまらない意識を手を伸ばして必死につかんで、ここから抜け出そうともがいて、あがいて、気がつけば手には白銀の刃。耳元でなにかが清らかな声で僕のするべきことに祝福を歌う。僕は微笑って鮮やかな紅に身を染め、そして世界は緩やかに廻り始める。
お題:『逃げて、逃げて、逃げて。何も得られずに、嘆くんだろ?』or『世界は緩やかに廻る 』【狂気】 #kuroyagi http://t.co/aZ8NJ49D
【738】 君の嗜好
窓の外は雪景色なのに君はハイビスカス柄のカーテンをかけて「きれいでしょ」なんて言ってる。変な音がするから手元を覗きこんだら、ナメコが「んふんふ」っていいながらスマホの中を飛んでる。そんな君に「だいすき」って言われる僕は喜んでいいのかなって時々疑問に思うよ。
お題:お題は『「ハイビスカスと雪景色」と「だいすき」と「ナメコ」』だ。書けるもんなら書いてみやがれ。 http://t.co/bWtwAR0b
どーだ!書いてみたぞ!www
【739】 名残り雪
名残の雪が降っている。僕はそれを見上げて、涙より冷たいこの粒がどこかにいる君をどうか濡らしませんように、と祈る。そばにいない僕は傘をさしてあげられないから。君を暖かく包み込んであげられないから。だから君のところにこの雪が降りませんようにとただひたすらに祈る。
お題:名残り雪
弥生三月に降る雪によせて。
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「逃げて、逃げて、逃げて!」俺が机に拳を打ちつけても、お前は表情ひとつ変えはしない。虚ろな目がぼんやりと俺を見つめるばかりだ。「お前は結局、何も得られずに嘆くんだろ?逃げた先に何がある?」「じゃあ終わらせて。全部」光るナイフが差し出された。お前は微笑んでいた。
【737】 始まり
凍りついた時間の中で、まとまらない意識を手を伸ばして必死につかんで、ここから抜け出そうともがいて、あがいて、気がつけば手には白銀の刃。耳元でなにかが清らかな声で僕のするべきことに祝福を歌う。僕は微笑って鮮やかな紅に身を染め、そして世界は緩やかに廻り始める。
お題:『逃げて、逃げて、逃げて。何も得られずに、嘆くんだろ?』or『世界は緩やかに廻る 』【狂気】 #kuroyagi http://t.co/aZ8NJ49D
【738】 君の嗜好
窓の外は雪景色なのに君はハイビスカス柄のカーテンをかけて「きれいでしょ」なんて言ってる。変な音がするから手元を覗きこんだら、ナメコが「んふんふ」っていいながらスマホの中を飛んでる。そんな君に「だいすき」って言われる僕は喜んでいいのかなって時々疑問に思うよ。
お題:お題は『「ハイビスカスと雪景色」と「だいすき」と「ナメコ」』だ。書けるもんなら書いてみやがれ。 http://t.co/bWtwAR0b
どーだ!書いてみたぞ!www
【739】 名残り雪
名残の雪が降っている。僕はそれを見上げて、涙より冷たいこの粒がどこかにいる君をどうか濡らしませんように、と祈る。そばにいない僕は傘をさしてあげられないから。君を暖かく包み込んであげられないから。だから君のところにこの雪が降りませんようにとただひたすらに祈る。
お題:名残り雪
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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