宵月楼－しょうげつろう－

【747】　探索

鷺の白い姿を写しとった襖絵が、時折羽ばたいて気味が悪いと相談されて、岡っ引きの十兵衛は廃屋となった寮へ足を運んだ。十手を構えようとして、苦笑してそれを帯に差し込む。怪異であったなら、十手などでなんとかなるものではない。「どうせ、ただの鷺じゃねえだろうよ」

お題：「廃屋」、「十手」、「鷺」で創作しましょう。 #jidaiodai http://shindanmaker.com/138578

【748】　朝焼け

朝焼けの空を見上げて、ところてん売りは渋い顔をした。朝焼けは天気が崩れる前触れ。雨になれば商売は上がったりだ。「雨に負けてちゃ入れ墨が泣くわよ」妹に言われて、苦笑する。腕の麒麟の入れ墨は若気の至りだが、これのお陰で縁起がいいと贔屓がつくのは予想外だった。

お題：「朝焼け」、「ところてん」、「麒麟」で創作しましょう。 #jidaiodai http://t.co/evQperRL
かなりの無茶振りでしたｗｗｗ


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