宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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ツイッターで、発言に【タグ】というものをつけると、簡単に同じような考え方や話題を検索できる機能があるんですが、最近そこで「#架空の名前を呟くと誰かが素敵な設定をつけてくれるタグ」というものがありまして。
全然普段かかわりのない人にも見てもらえるので、ちょっと楽しくて連投してます。
今日はその勝手に作ってもらった設定で書いたついのべです。
設定くださった方、ありがとうございます(^^)。
【755】 「かがり」と「まつり」
かがりは神の火を灯し、まつりは神降ろしの舞を舞う。生まれたときから、いや生まれる前から共にあった。互いだけ居ればよかった。しかしかがりはある時気づいてしまう。まつりが誰かに恋をしていると。それが自分ではないと。離れるなんて許さない。黒く穢れた炎が二人を包んだ。
設定:かがり→炎を操るサムライ まつり→舞が得意な巫女
【756】 朔月(さくつき)・壱
「バカだな」
彼が呟いた途端、全てが闇に包まれた。
見えるのは細い月のような白刃の煌めきのみ。
「僕に手を出すから死ぬはめになる。僕は朔の月。新月の闇に唯一光ると名付けられた剣なんだから」
答える間もなく男の首は胴から離れた。吹き出す血潮すら闇に覆い隠された。
設定:ある呪術師が打った最強の日本刀。全ての光を消し去り、出現した暗闇の中で、気付いた時には皆斬られているという。
【757】 朔月・弐
もうすぐ満月だ。僕は月光を鉢に当てながら空を仰いだ。育ててきたその花は、つぼみがふくらんで開く時を待っている。満月の夜、この花が咲いたらわずかに採れるその蜜を持って君の家に行こう。きっとこれで病は治る。これは月の光と僕の命で咲く、奇跡の薬草なんだから。
設定:満月の日にしか咲かない奇跡の花(薬草)を育てている…というのはどうでしょうか?|ω・)
【758】 炎樹
こんな田舎のご神木を守るだけの一生なんざごめんだ。俺は村を抜け出すつもりでいた。炎の木を守る血筋の最後の一人だからって名を「炎樹」とつけるなんて、それ以外の生き方がないみたいじゃねえか。だが。「神様が泣くんじゃねえよ」宿る神様は泣き虫でほっとけねえガキだった。
設定:火の国のある農村の出身で、村の宝である"炎の木"を守っている若者
【759】 志鳥
古い屋敷に住む彼女は今日も庭を眺めている。長い黒髪と色鮮やかな着物に彩られ、しかし美しい容貌に寂しげな表情を浮かべている。庭の木に止まった白い鳥は、それをじっと見つめる。言葉を話せたら彼女の欲しいものをあげるのに。「志鳥」と彼女が忘れた名を呼んでやれるのに。
設定:寂れた町の古いお屋敷にひとり住む女性。着物を身に纏い、長い黒髪をそのままに過ごしている。その屋敷には、尾長の白い鳥が彼女を慕って住みついている。
楽しいんで今後もあると思います。
よろしくお付き合いくださいませ(^^)。
参加しています。もしよろしければクリックお願いします。

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今日はその勝手に作ってもらった設定で書いたついのべです。
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【755】 「かがり」と「まつり」
かがりは神の火を灯し、まつりは神降ろしの舞を舞う。生まれたときから、いや生まれる前から共にあった。互いだけ居ればよかった。しかしかがりはある時気づいてしまう。まつりが誰かに恋をしていると。それが自分ではないと。離れるなんて許さない。黒く穢れた炎が二人を包んだ。
設定:かがり→炎を操るサムライ まつり→舞が得意な巫女
【756】 朔月(さくつき)・壱
「バカだな」
彼が呟いた途端、全てが闇に包まれた。
見えるのは細い月のような白刃の煌めきのみ。
「僕に手を出すから死ぬはめになる。僕は朔の月。新月の闇に唯一光ると名付けられた剣なんだから」
答える間もなく男の首は胴から離れた。吹き出す血潮すら闇に覆い隠された。
設定:ある呪術師が打った最強の日本刀。全ての光を消し去り、出現した暗闇の中で、気付いた時には皆斬られているという。
【757】 朔月・弐
もうすぐ満月だ。僕は月光を鉢に当てながら空を仰いだ。育ててきたその花は、つぼみがふくらんで開く時を待っている。満月の夜、この花が咲いたらわずかに採れるその蜜を持って君の家に行こう。きっとこれで病は治る。これは月の光と僕の命で咲く、奇跡の薬草なんだから。
設定:満月の日にしか咲かない奇跡の花(薬草)を育てている…というのはどうでしょうか?|ω・)
【758】 炎樹
こんな田舎のご神木を守るだけの一生なんざごめんだ。俺は村を抜け出すつもりでいた。炎の木を守る血筋の最後の一人だからって名を「炎樹」とつけるなんて、それ以外の生き方がないみたいじゃねえか。だが。「神様が泣くんじゃねえよ」宿る神様は泣き虫でほっとけねえガキだった。
設定:火の国のある農村の出身で、村の宝である"炎の木"を守っている若者
【759】 志鳥
古い屋敷に住む彼女は今日も庭を眺めている。長い黒髪と色鮮やかな着物に彩られ、しかし美しい容貌に寂しげな表情を浮かべている。庭の木に止まった白い鳥は、それをじっと見つめる。言葉を話せたら彼女の欲しいものをあげるのに。「志鳥」と彼女が忘れた名を呼んでやれるのに。
設定:寂れた町の古いお屋敷にひとり住む女性。着物を身に纏い、長い黒髪をそのままに過ごしている。その屋敷には、尾長の白い鳥が彼女を慕って住みついている。
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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