宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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【1056】
「これは何ですか?」
師匠の手に乗っている勾玉は深い藍で、中にいくつもの星が弾けている。
「秘めし星の勾玉という」
すごい力が閉じ込められているのだろう。
背筋が少し寒い。
術師として未熟な僕が触ったら、きっと町くらい吹き飛ぶ。
「怯えなくてもいい。封印すればただの石だ」
設定:とても美しい宝玉で秘めた力が宿っている。使い方を誤ると、街1つを壊滅する。(神威鴉魔さん)
【1057】 戦嫌い
知らん顔ばかりが得意になる。
でもこれでいい。
ぶつけられた凶器に凶器で返したってずたぼろになるばかりで誰も得しやしないんだし、無関心でいればそのうち張り合いがなくなって飽きるでしょ。
だから、僕は何もしない。
「殿!合戦中ですぞ!」
「逃げよう」
「殿!」
書き出しをお借りして。
【1058】 背の傷
「敵に背を向けた証だから、背中の傷は恥ずかしいって言われたんだ」
息子の言葉に俺は笑んだ。
共に風呂に入る度に俺の背の傷を見ている彼は、俺のために胸を痛めているのだ。
「大事な者を守るためなら恥ずかしくないさ」
そう言って抱きしめると息子は背の傷の意味を悟ってくれた。
身を挺して守るため、敵に背を向ける勇気。
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「これは何ですか?」
師匠の手に乗っている勾玉は深い藍で、中にいくつもの星が弾けている。
「秘めし星の勾玉という」
すごい力が閉じ込められているのだろう。
背筋が少し寒い。
術師として未熟な僕が触ったら、きっと町くらい吹き飛ぶ。
「怯えなくてもいい。封印すればただの石だ」
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【1057】 戦嫌い
知らん顔ばかりが得意になる。
でもこれでいい。
ぶつけられた凶器に凶器で返したってずたぼろになるばかりで誰も得しやしないんだし、無関心でいればそのうち張り合いがなくなって飽きるでしょ。
だから、僕は何もしない。
「殿!合戦中ですぞ!」
「逃げよう」
「殿!」
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【1058】 背の傷
「敵に背を向けた証だから、背中の傷は恥ずかしいって言われたんだ」
息子の言葉に俺は笑んだ。
共に風呂に入る度に俺の背の傷を見ている彼は、俺のために胸を痛めているのだ。
「大事な者を守るためなら恥ずかしくないさ」
そう言って抱きしめると息子は背の傷の意味を悟ってくれた。
身を挺して守るため、敵に背を向ける勇気。
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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