宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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【1020】
「やだ」
ふくれた凛音は瑠璃丸に背を向けた。
「何言ったの」
こそっと聞く翡翠に瑠璃丸は眉をひそめた。
「母の日に俺に贈り物をしてくれたのだから、父の日には琥珀になにかやらぬのか、と聞いたのだ」
翡翠はそれを聞いて深々とため息をついた。
「そりゃ、へそを曲げるよ」
「なぜだ?」
「幼い姿から成長してないように見えてもね、女の子には色々あるんだよ」
意味深に笑って、翡翠は「あとは任せなよ」と瑠璃丸の肩を叩いて凛音のそばにしゃがみこんだ。
瑠璃丸は、訳がわからないながらもその方がよいということはわかったので、そっとその場を立ち去ることにした。
適材適所、というやつである。
もっとも、夜が更けたら翡翠を問いただそう、そう心に決めてはいたが。
父の日を上げ忘れていたので、遅ればせながらアップ。
父の日がいつからあるとか、これがいつの時代とかはつっこまない方向でお願いします(^^;;;)。
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「やだ」
ふくれた凛音は瑠璃丸に背を向けた。
「何言ったの」
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「母の日に俺に贈り物をしてくれたのだから、父の日には琥珀になにかやらぬのか、と聞いたのだ」
翡翠はそれを聞いて深々とため息をついた。
「そりゃ、へそを曲げるよ」
「なぜだ?」
「幼い姿から成長してないように見えてもね、女の子には色々あるんだよ」
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瑠璃丸は、訳がわからないながらもその方がよいということはわかったので、そっとその場を立ち去ることにした。
適材適所、というやつである。
もっとも、夜が更けたら翡翠を問いただそう、そう心に決めてはいたが。
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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