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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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【1021】 煌月の周(あまね)

「主殿。煌月の周にて、今宵は忘年の宴を設けております」霊峰煌凰山の主殿はふわりと笑って頷いた。「早いな。もう年も暮れ行くか」すでに薄暗い空に大きく明るい月がかかっている。「来年もよろしく頼む」「承知」月の似合う主殿の笑みに、私は深く頭を垂れた。

設定:霊峰煌凰山から見る月が、年の暮れ頃になると特に大きく、強く輝いて見えることを表した言葉。目に入る光は強くなるのに、辺りは暗いままというのが不思議なところである。

設定者:くすてんさん


【1022】 誘う歌声

耳を澄ませると、いつも聞こえてくる旋律がある。
誰にも聞こえないその音楽は僕を深い森へ誘い、そして僕は歌う彼女に出会う。
「私のために死んでくれる?」
微笑む彼女の為に僕は湖に身を投げる。
たった一度のくちづけに、満ち足りた気持ちのまま。

お題:今日の書き出し/締めの一文 【 耳を澄ませると、いつも聞こえてくる旋律がある 】 http://t.co/a8HWCWxj


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都々逸 HOME 父の日

HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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