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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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【119】

登校前に必ず寄る寂れた神社で手を合わせる僕を、君は不思議そうに見た。
「意外に信心深い方?」
「別に。場所を借りてるから挨拶をね」
データの入ったメモリと金を受けとる。
悪人に制裁を加える現代の仕事人のネットワーク。
君とはこんな風に出会いたくなかったと苦笑が浮かんだ。
 
お題:
「朝の神社」で登場人物が「出会う」、「ネットワーク」という単語を使ったお話を考えて下さい。
http://shindanmaker.com/28927

お題ありとはいえ、ちょっと凝り過ぎましたw

【120】

夏の朝はどこか急かされてる気がして、落ち着かない。
明るすぎるんだ。
それに
「暑い!」
早速扇風機を動かして、文句を言ってみる。
「昔はこんなに暑くなかったよねえ」
「お前の昔は二百年くらい前じゃねえか」
「だって猫又だし?」
あやかしにも、等しく温暖化は降りかかる。

【121】

声を出し、メロディをなぞるだけじゃ歌じゃない。
そこにある想いを紡ぐことが歌うことだと、その想いこそが僕を「ウタウタイ」足らしめていると、僕はやっと知ったんだ。
だから、もう一度、歌を紡ごう。
「音(キミ)」たちの力を借りて、もう一度心の扉を叩けるような歌を歌おう。
 
「リスタート」のイメージで、KAITOってみたり。

【122】

なくした宝物を惜しんで泣くなんて、君は欲張りな子供だ。
だってほら、君の引き出しにはそんなに宝物が溢れてるじゃないか。
大事なものは他にもそんなにあるのに、手に入らないものを欲しがる君はただの駄々っ子だ。
恥ずかしくないのかい?
鏡の向こうで嘲笑う、僕の声が消えない。

【123】

手を合わせる。
風もないのに髪がそよぐ。
素質がある者には、その体から淡い光が立ちのぼるのが見えるであろう。
まだ少年だが、その力はすでに選ばれているレッドの若者に匹敵するかもしれない。
「僕はお役にたてますか?」
少年のまっすぐな瞳に、私は頷いた。
「地球を守ってくれ」
 
診断メーカーで、「『オーラ』で戦うことになりました」とでたので、 オーラが武器っつったら、光戦隊マスクマンでしょ!ってことで、アキラ君がマスクマンに選ばれるシーンなどを捏造してみた♪
番組とは一切関係ない、遊びでございますw。


【124】

自分の都合で人を振り回していることを自覚しないと、すぐに周りが見えなくなって調子にのるじゃないか。
それで一度大事なものを失っているくせに、懲りてないのか。
もっと頭を使え。
もう間違えたくないだろう?

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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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