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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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いつもありがとうございます。
拍手をいくつかいただけて、ブログ村へのアクセスもしていただけて、とてもうれしいです。
ついのべに関しては、ツイッターでRTしていただけたり。
読んでもらえなくてもきっと発信していくんだろうけど、反応があるということは本当に力になります。
これからも、よろしくお願いします(^^)。


【81】

心臓から痛い部分を外してはブリキの缶にしまっていく。
外すたびに、世界は暮れてゆく。
夕焼けが辺りを染める頃、最後の一欠片をしまってブリキの缶にふたをすると、世界は唐突に星もない闇夜になった。
いつの間にか現れた黒猫が、僕を嘲笑ってこう言った。

「大人の世界にようこそ」
 
【82】

あれから何百年経とうとも君の面影は薄れず、
それだけを抱いてさまよう僕を、なぜかいつも君はまっすぐに見つけ出す。
君を黄昏の世界に引き込めば失うことも待つこともないのに、
それだけはどうしてもできず、僕はまた君と巡り会う時を夢見てさまよい続ける。
 
毎月14日は「ツイノベの日」だそうで、まわってきたお題が「あれから」でした。
読むと結構震災関係が多かったんですが、当事者ではないので、通常営業であやかしものにしてみました(^^;)。


【83】

雷が鳴る夜は怖くて一つの部屋で寝る。
「もう小学生なんだから、一人一部屋ね」ってママに言われても、アレだけはダメ。
部屋を閉め切って、一緒に布団をかぶって、お互いのドキドキを感じると、
生まれる前に戻ったみたいで安心する。
だって、双子なんだもの。

お題:
「深夜の密室」で登場人物が「共有する」、「雷」という単語を使ったお話を考えて下さい。

子供口調はお題の使い方が難しい・・・orz
双子が、雷の夜はベッドの中で手を繋いでたら安心して寝られるよ、って場面で書いてみました。



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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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