宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
[46] [45] [44] [43] [42] [41] [40] [39] [38] [37] [36]
【72】
胡蝶のような着物の裾が ひらりはらりと夜に舞う
かんざししゃらりと金粉を降らせ 華の香りが身を包む
妖しく笑んで届かぬ距離で 白きその手が手招きしても
童のように追うてはならぬ 気付けば戻れぬ闇の中
【73】
雨粒がひとつ、ふたつ。
ひどくなるわけでもなく、緩慢にみっつ、よっつ。
どうせなら前も見えぬほど激しく降ればいいのに。
止めようもない僕の涙がわからぬほど。
だけど、雨雲がそんな願いを聞くわけもなく、涙のような雫を僕の頬にいつつ、むっつ。
空を仰いで受け止め続けた午後。
【74】
平日昼間のゲームセンターだなんて、人も少ないし好きにしてくれって言ってるようなもんじゃない?
そう言っても彼女はきょとんとして、お菓子を取るゲームなんかいじって、僕を見上げて「チョコレートが欲しいな」だって。
はいはい、仰せのままに。お姫様
お題:
「昼のゲームセンター」で登場人物が「好きにする」、「チョコレート」という単語を使ったお話を考えて下さい。
【75】
開いた玉手箱は、ふたをして、紐をかけて、穴を掘って埋めて、なかったことに。
たぶん、埋めた場所にしょっちゅう足を取られて転ぶんだけど。
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胡蝶のような着物の裾が ひらりはらりと夜に舞う
かんざししゃらりと金粉を降らせ 華の香りが身を包む
妖しく笑んで届かぬ距離で 白きその手が手招きしても
童のように追うてはならぬ 気付けば戻れぬ闇の中
【73】
雨粒がひとつ、ふたつ。
ひどくなるわけでもなく、緩慢にみっつ、よっつ。
どうせなら前も見えぬほど激しく降ればいいのに。
止めようもない僕の涙がわからぬほど。
だけど、雨雲がそんな願いを聞くわけもなく、涙のような雫を僕の頬にいつつ、むっつ。
空を仰いで受け止め続けた午後。
【74】
平日昼間のゲームセンターだなんて、人も少ないし好きにしてくれって言ってるようなもんじゃない?
そう言っても彼女はきょとんとして、お菓子を取るゲームなんかいじって、僕を見上げて「チョコレートが欲しいな」だって。
はいはい、仰せのままに。お姫様
お題:
「昼のゲームセンター」で登場人物が「好きにする」、「チョコレート」という単語を使ったお話を考えて下さい。
【75】
開いた玉手箱は、ふたをして、紐をかけて、穴を掘って埋めて、なかったことに。
たぶん、埋めた場所にしょっちゅう足を取られて転ぶんだけど。
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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