宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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【911】 ベッドの魔法
真夜中の天幕付きベッドの中は不思議がいっぱい。双子の兄妹が幕の中でくすくす笑う。僕らはこのベッドでどこへでも行ける。砂漠のオアシスも、都会の摩天楼も、宇宙にだって飛べるんだ。でも大人にはナイショ。だって子供だけが使える魔法なんだもん。
書き出しをお借りして。
【912】 猫に誘われて
のぞき込んだ鏡には、見慣れない猫が映っていた。猫は鏡の中にだけいる。驚く僕に猫はにやりと笑って駆け出していく。揺れる尻尾に誘われるように手を伸ばした僕は、次の瞬間、鏡を通り抜けて中に転がり込んでいた。「もう戻れないよ」誰かの声がそう言った。
お題:
今日の書き出し/締めの一文 【 のぞき込んだ鏡には、見慣れない猫が映っていた 】
【913】 お守り
氷のように冷たい風の吹く季節、猫の君のぬくもりだけが僕のことを守ってくれた。捨てられた僕らは、互いしか頼れるものがなかった。次第に痩せて動けなくなった僕ら。気がつくと君の体は冷たくて、君の心は僕の中に転がり込んでいた。君は僕のお守りになった。
お題:「氷」、「お守り」、「猫」で創作しましょう。 #jidaiodai http://t.co/8r01twW7
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真夜中の天幕付きベッドの中は不思議がいっぱい。双子の兄妹が幕の中でくすくす笑う。僕らはこのベッドでどこへでも行ける。砂漠のオアシスも、都会の摩天楼も、宇宙にだって飛べるんだ。でも大人にはナイショ。だって子供だけが使える魔法なんだもん。
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【912】 猫に誘われて
のぞき込んだ鏡には、見慣れない猫が映っていた。猫は鏡の中にだけいる。驚く僕に猫はにやりと笑って駆け出していく。揺れる尻尾に誘われるように手を伸ばした僕は、次の瞬間、鏡を通り抜けて中に転がり込んでいた。「もう戻れないよ」誰かの声がそう言った。
お題:
今日の書き出し/締めの一文 【 のぞき込んだ鏡には、見慣れない猫が映っていた 】
【913】 お守り
氷のように冷たい風の吹く季節、猫の君のぬくもりだけが僕のことを守ってくれた。捨てられた僕らは、互いしか頼れるものがなかった。次第に痩せて動けなくなった僕ら。気がつくと君の体は冷たくて、君の心は僕の中に転がり込んでいた。君は僕のお守りになった。
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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