宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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【1118】 ほしいのは
今日こそは。そう決心してお店のドアを開ける。
「いらっしゃいませ」
色とりどりの花に囲まれて微笑む貴方に頭がぼうっとするわ。
「贈り物ですか?」
「あ、あの」
「はい?」
花を選びながらお話に持ち込むのよ。
でもダメ。気づいたら貴方の袖をつかんでた。
「貴方を下さい!」
歌をお借りして。
【1119】 トケイソウ
君との出会いを待ちわびて待つ時間は、僕には何の意味も無い。君と会える間だけ、僕は時を刻みたい。だから針はそれまで止めておくよ。 (時計草)
企画「花と植物は私」
【1120】 オシロイバナ
色づいた頬を隠すために、秋には白粉を用意しましょう。今はまだ、染まっている頬にも気づかずに、ただまっすぐにあなたを見つめる瞳。 (オシロイバナ)
企画「花と植物は私」
【1121】 その先
「ねえ、全部終わらせるのが望み?」
僕は君に問いかける。
全部消して終わらせたってそれは再始動(リセット)できる訳じゃない。
終わってしまえば先はないんだ。
でもね、終わらせなければ何かが起きるかもしれないよ。
なにも感じなかった君が、今一筋涙を流したように。
【1122】 忘れ形見
「じさま。これは何?」
親無しの茜は昔お侍だったという近所のじさまが大好きだ。
皆は怖いというが、じさまは嘘は言わぬのだ。
「それは簪じゃ」
「かんざし?」
「もう持ち主がおらぬ。大人になったらやろうよ」
大きな節ばった手が茜の小さな頭を撫でた。
お題:時代物でおじいさんと幼子のお話ください。
あほっぽい四神ウケたでしょうか(^^;)
熱中症にはくれぐれもお気をつけて。
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今日こそは。そう決心してお店のドアを開ける。
「いらっしゃいませ」
色とりどりの花に囲まれて微笑む貴方に頭がぼうっとするわ。
「贈り物ですか?」
「あ、あの」
「はい?」
花を選びながらお話に持ち込むのよ。
でもダメ。気づいたら貴方の袖をつかんでた。
「貴方を下さい!」
歌をお借りして。
【1119】 トケイソウ
君との出会いを待ちわびて待つ時間は、僕には何の意味も無い。君と会える間だけ、僕は時を刻みたい。だから針はそれまで止めておくよ。 (時計草)
企画「花と植物は私」
【1120】 オシロイバナ
色づいた頬を隠すために、秋には白粉を用意しましょう。今はまだ、染まっている頬にも気づかずに、ただまっすぐにあなたを見つめる瞳。 (オシロイバナ)
企画「花と植物は私」
【1121】 その先
「ねえ、全部終わらせるのが望み?」
僕は君に問いかける。
全部消して終わらせたってそれは再始動(リセット)できる訳じゃない。
終わってしまえば先はないんだ。
でもね、終わらせなければ何かが起きるかもしれないよ。
なにも感じなかった君が、今一筋涙を流したように。
【1122】 忘れ形見
「じさま。これは何?」
親無しの茜は昔お侍だったという近所のじさまが大好きだ。
皆は怖いというが、じさまは嘘は言わぬのだ。
「それは簪じゃ」
「かんざし?」
「もう持ち主がおらぬ。大人になったらやろうよ」
大きな節ばった手が茜の小さな頭を撫でた。
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あほっぽい四神ウケたでしょうか(^^;)
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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