宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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多忙につき、Twitterで遊んでいられなくなったので(^^;)、ついのべじゃなくなります。
ただ、短いものを息抜きに書いてはいきたいので、載せる時には『掌編未満』(掌編よりも短い文章)としてカテゴリーし、ナンバーもひき続けていこうと思っています。
【473】
火消しの勇が長屋に飛び込んできたのは、妙にうららかな秋の日のことだった。
のんびりした空気を切り裂くように、浪人の部屋の戸を勢いよく開ける。
「浪人さん!あんた、介錯役を引き受けたってぇのは本当か!」
近所の子供が置いていったおもちゃの弓をいじっていた浪人は、顔を上げると苦笑した。
「情報が早いな、勇」
「あんたの師匠なんだろう!どうして!」
「・・・だからだよ」
今日のうららかな陽射しのような笑顔のままで、しかし、声の端に少しだけ苦いものが混じっているのを悟って、勇は言葉を失った。
お題: 「介錯」、「弓」、「火消し」で創作しましょう。 http://shindanmaker.com/138578
参加しています。もしよろしければクリックお願いします。
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【473】
火消しの勇が長屋に飛び込んできたのは、妙にうららかな秋の日のことだった。
のんびりした空気を切り裂くように、浪人の部屋の戸を勢いよく開ける。
「浪人さん!あんた、介錯役を引き受けたってぇのは本当か!」
近所の子供が置いていったおもちゃの弓をいじっていた浪人は、顔を上げると苦笑した。
「情報が早いな、勇」
「あんたの師匠なんだろう!どうして!」
「・・・だからだよ」
今日のうららかな陽射しのような笑顔のままで、しかし、声の端に少しだけ苦いものが混じっているのを悟って、勇は言葉を失った。
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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