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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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作り物の人間を箱庭に配置する。
少年を一人。
少女を一人。
ここだけが彼らの世界。
互いだけが唯一の相手。
だけど彼らは互いを見ない。
少女は家に籠り、少年は壁を越えて箱庭から消えた。
「やはり閉じ込めてはおけないのね」
あなたはここには戻ってこないと、知っていたのに。

【twnovel】

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ユメ ニゲタ。
シキュウ ホカク モトム。
ツキノカゲ ホシノナカ ヤネノウエ?
ミツケテクレタラ コンペイトウ アゲマス。

【twnovel】

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じゃあ、この猫の体に入っているのは誰なんだろう。
「お前、知りたくてたまんねえって顔してるぞ」
「そりゃあ、興味はありますよ。でも、聞いちゃいけないんでしょう?」
「いや、別にいいんだ。禁じているのは自分で自分を定義することだからな」
 先生はそう言うと、頭をがりがりとかいた。

【twnovel/妖草紙
絡繰猫


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君とあいつが仲良く話してる姿が眩しくて、僕はじりじり後ずさる。
まるで吸血鬼。その光に触れたら灰になってしまうかのように。
いっそすべてを捨てて闇に逃げ込めば楽なのに、視線は君たちから外せない。
見ていたい。
見ていたくない。
僕が、壊れる。

【twnovel】

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今月今夜のこの月だけが、彼女をこの世に映し出す。僕は桜の木の下で、その瞬間を待ちわびる。やがて幻のようにゆっくりと月の光に映される君。ああ、君はまた大人になった。泣きそうな笑顔で僕を見て、唇がさようならを形作った。そうだね。君はもう僕を忘れてもいい頃だ。さよなら。

【twnovel/企画参加/泡沫人】

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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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