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宵月楼-しょうげつろう-

あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。

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【877】 泣き桜

花びらが君の涙だと気づいたのはきっと僕だけ。振り仰いだ桜は、誰の目にも可憐で美しく見えるのだろう。でも、彼女はいつも春になると、はるかな昔、自らの根元で命を落とした男を思い出して悲しみにくれる。そして、涙をもたない彼女は代わりに花びらを降らせて記憶を埋めるのだ。

お題:今日の書き出し/締めの一文 【 花びらが君の涙だと気づいたのはきっと僕だけ。 】 http://shindanmaker.com/219046


【878】 最期の賭け

殺されるか仕置きされるか、切腹するか。俺に残された道はこのどれかだ。それでもその死に方には天地ほどの差がある。頭を使え。うまく立ち回れ。闇に葬られるのはごめんだ。俺は生きた証を立てる。口許に笑みを刻んで呟いた。「さあ、勝負といこうか」

書き出しをお借りして。


【879】 恋情

矛盾しているでしょう?こんな気持ちは要らないと何度も思ったはずなのに、気がつけばそれは胸に芽生えて根をはり、花を咲かせてしまうのです。そうなってしまえばもう戻れない。枯れるまでそれに振り回されてしまう。本当に恋情とは厄介なものですよ。

書き出しをお借りして。


【880】

君の心に僕は居るのかな。なんて思っていたあの夏、僕は・・・。そこでいつも思考はぷつりと切れる。思い出しちゃいけないと言われているかのように。目の前の鏡に映るのは君の顔。僕は今、君とひとつだ。心も、体も。でもあの夏に何があったんだろう。

書き出しをお借りして。


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恋し憎し HOME 召喚

HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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