宵月楼-しょうげつろう-
あやかし風味。ミステリー皆無。恋愛要素多少混入。
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【806】 桜鬼
桜の大木の下で桜鬼は耳を澄ました。この木は人の世からは少しずれた場所に存在するが故に人の目には触れぬが、これを始まりとして人の世の桜が回りだす。南から北へ。海辺から山へ。その花びらの吹雪く音に耳を澄まし、桜鬼は微笑みを浮かべた。今年も綺麗に咲き誇ったようだ、と。
【807】 降臨
どうか神よと乞うてはみたけれど、この世に神が存在するなどと信じていた訳じゃない。それはある種の呪文のようなもので、だから目の前に神が現れた時、僕はただ呆然としてしまった。「どうした。我を呼んだであろう?」神の美貌が僕の目の前で悠然と笑んだ。
書き出しをお借りして。
【808】 さくら さくら
さくら さくら
世迷う僕の道を隠して花吹雪
行きも帰りもわからぬままに
夢幻の如き薄紅に
包まれ朽ちてゆけるなら
それもいいかとまぶたを閉じて
君の面影だけを抱く
もうこの時期は、これでもかというほど桜祭り。
申し訳ないです(^^;)。
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桜の大木の下で桜鬼は耳を澄ました。この木は人の世からは少しずれた場所に存在するが故に人の目には触れぬが、これを始まりとして人の世の桜が回りだす。南から北へ。海辺から山へ。その花びらの吹雪く音に耳を澄まし、桜鬼は微笑みを浮かべた。今年も綺麗に咲き誇ったようだ、と。
【807】 降臨
どうか神よと乞うてはみたけれど、この世に神が存在するなどと信じていた訳じゃない。それはある種の呪文のようなもので、だから目の前に神が現れた時、僕はただ呆然としてしまった。「どうした。我を呼んだであろう?」神の美貌が僕の目の前で悠然と笑んだ。
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【808】 さくら さくら
さくら さくら
世迷う僕の道を隠して花吹雪
行きも帰りもわからぬままに
夢幻の如き薄紅に
包まれ朽ちてゆけるなら
それもいいかとまぶたを閉じて
君の面影だけを抱く
もうこの時期は、これでもかというほど桜祭り。
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HN:
宵月楼 店主
性別:
非公開
自己紹介:
オリジナルの短い文章を書いています。アニメ、ゲーム、小説、マンガ、音楽、手作り、すべてそれなりに広く浅く趣味の範囲で。
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